国土防災技術株式会社

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環境への取り組み(Soumoku倶楽部の活動)

 当社は1966年の会社創設以来、「国土の医者」として、荒廃地や災害跡地、森林などの自然に対して、さまざまな技術を用いて調査をおこない、これらを修復、復元、保全することにより環境と人々の暮らしを守る企業として仕事に取り組んでいます。その中でも特に「土と水と緑」に関する技術について、より自然に調和した保全技術などを研究・開発し、その技術を向上させることによって社会に貢献しています。

 一方で、近年仕事を通して大地の営みや人と自然とのバランスが崩れてきていることを肌で感じています。特に災害現場では、今までは考えられなかったゲリラ豪雨による同時多発的な災害発生や自然の摂理を無視して、自然をコントロールしようとしたために被災した事例なども多く見られます。
 かつて、人は自然の猛威に恐れながらも、その恵みに感謝し、譲り合いながら共に歩んできました。しかし、現在、人も自然の一部であることを忘れ、身近にある土や水や緑にさえ気づこうとしていないのではないでしょうか。最近、地球温暖化をはじめ、生物多様性などさまざまな環境に対する地球規模の問題が浮き彫りになっていますが、これらはすべて自然を支配する対象とし、自然とのつながりを忘れたことによって引き起こされたものだと言えます。

 この様な中、当社ではこれまで長年培ってきた「土と水と緑」に関する技術と膨大な資料、さらに地震や大雨による土砂災害等の数多くの経験を紹介することで、自然の仕組みを解りやすく学ぶ機会を提供し、自然とのつながりを見直すキッカケにしていただくお手伝いすることも一つの社会貢献だと考えています。

 そのため、社内に「Soumoku倶楽部(※)」を発足させ「人と自然の共生」をテーマとし、「私たちは自然とどのような関係をつくればよいのか」という答えを探すべく、環境・防災に関する活動に取り組んでいます。

 
環境・防災教育

 小中学校の総合学習の時間やNPOとの協働、市民参加型のイベントなどをとおして環境・防災教育を実施しています。
 環境教育の目的は、自然科学などの知識を一方的に伝えるのではなく、みなさんと一緒にさまざまな事柄のつながりを再発見したり、生きていく上での考え方の軸を見直すキッカケを創り出すものだと考えています。そのため、より身近な事例を取り上げることによって、物事を自分事として捉えられるよう、当社が実施する環境教育では、基本プログラムを中心に対象者の方や地域に合わせたオーダーメイドのプログラムを作成して実施しています。
 また、災害国日本において、私たちが住んでいる地域に潜む危険性について考えることや災害を防ぐためにどのような事を実施すればよいかといった防災教育も環境教育の一環と考え取り組んでいます。

    当社が題材として実施しているプログラムは以下のとおりです。
  • 地球環境を題材とした環境教育(切り口:自然災害など)
  • 地球科学を題材とした環境教育(切り口:地形・地質など)
  • 土砂災害を題材とした防災教育(切り口:地域の土砂災害など)
  • 森林環境教育(切り口:森林整備、自然観察、森林療法など)
  • 災害現場を活用したジオスタディツアー
総合学習風景 森林環境教育 ジオスタディツアー
総合学習風景 森林環境教育 ジオスタディツアー

自然災害を切り口とした環境・防災教育プログラムとは
 現在災害と呼ばれている、地震、火山噴火、土石流、地すべり、崩壊などは人間が存在する前から繰り返されてきた自然現象です。この様な自然現象と人との関わりは、人間社会の発展とともに変化しています。私たちは、これらの自然現象によって形成された大地の上で生活しています。現在でも過去の自然現象跡地形が名勝地(例えば、富士山や上高地大正池など)として残っているところがあるように、私たちの身の回りにもたくさんの自然現象が見られます。これらの自然現象を再確認することによって、地域環境ひいては地球環境や自分の生き方などについて考えるプログラムです。

 
土のパステル(名称:ドパス)

 環境・防災教育を推進する中で、環境に興味のない方にも興味を持っていただけるように、誰もが親しみやすいアートをとおした活動ができないかと考え、粘土や土を原料としたパステルを開発しました。これは、土(主に粘土)からできたパステルですので、その名も「ドパス(Dopas)」と命名しました(商標登録第2008-039753号、第2008-039756号)。特に当社が長年実施している地すべり調査のために採取した粘土を再利用して活用しています。
 「ドパス」の魅力は、何と言っても自然素材である土や粘土で好きな絵が描けるということです。その他にも、土そのままの色合いなので、本物のアースカラーを実感できることや、採取地の地域や深さによって異なる土や粘土の表情を実感できること、また、地すべり粘土を使用しているため、新しいものでも200万年程度前のものであり、古くはジュラ紀、白亜紀といった恐竜時代の粘土があるなど普段は地中深くに眠っていて見ることのできない粘土に触れられるという魅力があります。
 また、そのような時代背景を持っている自然素材に触れ、五感をフルに活用しながら好きな絵を描くことで、遠く昔から続く地球の歩みを感じることができます。
 この「ドパス」を用いて絵を描くことで、普段は環境や防災に興味がない方たちにも、環境・防災を考えるキッカケになっていただければと考えています。

すべり面粘土 「ドパス」 地すべりの構造
すべり面粘土 「ドパス」 地すべりの構造
ドパス体験 ドパスによる作品 映画館とのコラボレーション
ドパス体験 ドパスによる作品 映画館とのコラボレーション
 
企業の森 (詳細はこちらから)

 山形県南陽市において、平成15年度から企業のCSR(企業の社会的責任)の一環として森林整備活動を実施しています。約75haを対象として管理の行き届いていない森林の間伐や下刈りなどの森林作業やむかし修験者が通ったとされている道の復元などを地元の方との協働作業により実施しています。
 その中で、樹木名当てクイズや山形県の森林について講義を実施するなど、一般の方にも広く森林の重要性や多様性について知っていただく活動や実験的に森林セラピーなども実施しています。
 これらの活動をとおして、地元との連帯感が形成され、現在は「置賜森をみんなの手でネットワーク」など地元ボランティアで結成されたネットワークの一員としての活動や山形県で開催された「企業参加の森づくりセミナー」の講師として招かれるなど活動の場が広がっています。

森林内作業風景 「修験の道」の整備 間伐の実施
森林内作業風景 「修験の道」の整備 間伐の実施
     
樹木教室(樹木名当てクイズ) 山形の森林についての講義 森づくりセミナー
樹木教室(樹木名当てクイズ) 山形の森林についての講義 森づくりセミナー
 
森林療法

 よりよい森づくりを考えるにあたり、人が癒される森づくりを勉強することと、環境・防災教育を実施するにあたり、「人と自然のつながり」の重要性、必要性を伝えていく方法として、森の癒し機能を積極的に活用することの2つを目的として、NPO法人 日本森林療法協会の団体会員として参加しています。
 当社は協会が主催する研修会で理解を深めながら、企業の森のフィールドなどで実験的なとりくみを実践しています。また、森林セラピー基地における治山事業の取り組みなど「癒し」と「安全」のバランスを保つ森づくり(環境づくり)などについても取り組んでいます。

森林散策 全国大会での発表 森林内での様子
森林散策 全国大会での発表 森林内での様子
 
海藻おしば
海藻おしば
海藻おしば

 海藻おしば協会では、海藻おしばづくりの普及をとおして海と地球の環境保全を訴える活動や地球環境の歴史を知り、オゾン層破壊や地球温暖化を本質的に理解するための啓発活動や指導者の育成活動を実施しています。
 当社では「山の森から海の森まで」のスローガンをかかげ、流域一環の取り組みとして、海藻おしば協会に協賛しており、協会のホームページ作成や研修会での人事交流などをとおして、海の森への理解を深めながら活動を実施しています。

海藻おしば協会公式ホームページ(当社作成) 指導者養成講座と勉強会(当社ビル
指導者養成講座と勉強会(当社ビル)
 
指導者養成講座と勉強会(当社ビル)
指導者養成講座と勉強会(当社ビル)
海藻おしば協会公式ホームページ(当社作成)
※HPはこちら
 
 
チャレンジ25

 当社では、低炭素社会の実現に向けチャレンジ25に参加しています。「チャレンジ25」に参加することにより、社員一人ひとりの意識を高め、紙やエネルギーの節約といった身近なことから地球温暖化をはじめとする様々な環境問題に真摯に取り組む姿勢を養っています。

 
※「Soumoku倶楽部」とは?
草木供養塔

草木供養塔

 当社では環境や防災に対する活動を総称して「Soumoku倶楽部」と名付けています。山形県置賜地方には,古くから伝わる「草木塔(そうもくとう)(草木供養塔(そうもくくようとう)ともいう)」という石碑が数多くあります。これは,木や草の恩恵によって人々の生活が支えられているとの考え方から,草木の恩恵に感謝を込めて供養を捧げる石碑です。自然を扱う企業として,自然の恩恵に感謝したいとの思いを込めてこの「草木塔」をヒントに命名しています。

 
お問い合わせ先 e-mail:sinki@jce.co.jp
事業開発部
   
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