環境への取り組み
私たちはこれまで多くの「土と水と緑」に関する技術を取り扱ってきました。地震や大雨による土砂災害など、数多くの経験から得られた技術を地域の森づくりや被災した森林の再生に役立てるため、当社では主に4つのフィールドで活動を行っています。

草木の森(山形県南陽市)
平成16年度に山形県林業公社と森づくりの協定を結んだことから活動が始まりました。現在も南陽市宮内にある財産区有林約75haの整備のため、地域の方々と協力しながら森づくりに取り組んでいます。南陽市に昔から伝わる草木塔にちなんで草木の森と名付けられました。

希望の森(宮城県東松島市・福島県相馬市)
東日本大震災の津波によって被災した海岸防災林の再生活動にも取り組んでいます。当社は震災直後から海岸防災林の再構築に向けた業務に関わってきました。今後も復興に携わる会社として、植栽した苗木が成林するまで長期的な保育・整備を実施していきます。

虹の松原再生保全活動(佐賀県唐津市)
佐賀県の虹の松原では年間約1,000tもの松葉が生産され、放置すれば特別名勝である松原の景観を維持することが難しくなります。そこで保全活動で集められた松葉から当社の人工腐植化技術を利用したオリジナル商品を開発し、売り上げの一部を保全活動に還元する自律的かつ循環型の取り組みを進めています。社員自らも松葉掻きや草抜きを行い白砂青松の景観を維持する活動に参加しています。
防災・環境教育
自然と隣り合わせで仕事をしていると、自然の中で起きている様々な現象に驚かされることがあります。自然の持つ力・魅力を楽しみながら、災害や自分を取り巻く環境のことを学ぶ防災・環境教育を実施しています。

Dopas ドパス
誰でも楽しめるアートを通じて防災・環境教育ができないかと考え、粘土や土を原料としたパステルを開発しました。原料は当社の業務である地すべり調査のために採取されたものを再利用しています。土からできたパステルで「Dopasドパス」と名付けました。

防災教育教材EVAG
近年、防災教育の需要が高まっています。防災に関わる当社として何ができるのかを考え開発したのが避難行動に焦点を当てた防災教育教材「EVAG」です。地域防災が抱える様々な問題を体験し、地域コミュニティの多様性や助け合うことの重要性・必要性に気づくことができます。